2011年8月13日土曜日

日本語フルキーボード For タブレットをリリース

昨日、「日本語フルキーボード For タブレット」をAndroid Marketにアップロードし、即日公開しました。

これを作成した理由は、ICONIA TAB A500を購入したが、タブレットに合ったIMEが無かったからである。

勿論、ICONIA TAB A500には、Simeji for ICONIA TABがプリインストールされている。
ただ、Simejiには欠点があった。ランドスケープ時に左右キーが表示されない。日本語入力時には、ほとんどの記号と数字が画面を切り替えないと入力できない。つまり、タブレットの画面の大きさを有効利用できない。不便だった。

Androidなので、気に入らないなら入れ換えてしまえばいい。
そこで、有料アプリ売り上げNo1を独走しているATOKを試してみた。左右キーも存在し、数字も記号も多くが表示されている。タブレット用に調整しているのだろう。さすが有料アプリである分作り込みが深い。キーの高さを調整できるオプションもあり、とても使いやすい。
だが、上下キーが実装されていなかったので、複数行の長文を打つときには不便である。

それなら、自分でIMEを作ろう。
でも、そう簡単には作れないので、オープンソースのOpenWnnを改造することにした。しかし、ソースをダウンロードし中を見てみたところ、どうしようもないくらいこんがらがっていた。1ヶ月かかっても読めそうにない。
改造は諦め、サービス部分とUI部分を1から自作し、日本語変換エンジンのみを借りることにした。それでも色々苦労した。OpenWnnが予測変換重視のエンジンであるため、複雑な仕組みになっていたからだ。(もっとわかりやすい仕組みにしてくれとOpenWnnに言いたい。)

日本語変換エンジンをサービスやUIから完全分離した設計にしたので、OpenWnn以外のエンジンにも載せ換えやすいコードになった。今後は、他のエンジンと切り替えられるようにしようと思っている。

この長文は、すべて自作 「日本語フルキーボード For タブレット」で入力した。
自分で作っておいて言うのもなんだが、長文が入力しやすい。